医師教育プログラム2021-07-12T00:14:22+09:00

臨床・研究・教育について

近畿大学循環器内科では高度な医療を地域に提供し、常にリサーチマインドを持って診療にあたり、そこから生じた問題や疑問を解決する研究を実践し、その成果を、世界に向けて発信することが出来るような医師の育成を目標としております。

臨床

当講座では、中澤教授をはじめとして各領域の専門医を持つエキスパートが多数存在し、最先端医療を提供し、国内最高水準の循環器疾患治療を提供しております。
特に当科のポリシーとして、「どんな患者さんも絶対に断らない」を遂行すべく、年中無休の24時間体制で患者さんの受け入れを行っております。

入院となった患者さんは病態に応じて、虚血、構造的心疾患、心不全、不整脈、心エコーの各専門グループが主治医となり治療を行っております。
また、急性期のCCU病棟から慢性期の一般病棟、退院後の外来診療まで一貫したチームで診療を行い、患者様、ご家族と常にコミュニケーションを取りながら安心した治療を受けて頂けるように心掛けております。
治療方針に関しても、毎週木曜日に当科全体での症例検討カンファレンス、毎週月曜日の心臓血管外科との合同カンファレンスなど、主治医のみではなく、心臓血管センター全体として総合的に個々の患者さんにとって最善、最適な治療を提供出来るよう努めております。

当科の日常診療のスケジュール

研究

私たち近畿大学循環器内科では理想的な医師になるために、常に日常臨床で疑問に思ったことを流すのではなく、臨床の疑問を研究へ変えることが最も重要であると考えております。また日常当たり前と考えられていることでも本当にそうなのかを追求してみると実ははっきり分かっていないことも沢山あります。

臨床現場の第一線で日々忙しく働いている若手の先生こそが沢山のいいアイデアの可能性を秘めているのですが、それらをすぐに研究に結びつけるには、個人では簡単なことではなく、医局全体として臨床研究に取り組みやすい環境を作ることが大切であります。

我々は若手の先生が感じた日々の臨床の疑問点などを各専門分野の上級医が一緒になり研究プロトコールを一緒に考えるリサーチカンファレンスを定期的に行っております。

専攻医の先生はまずは症例報告を、助教や大学院の先生は各自が大きな研究ではなくてもテーマを持ち、苦労した研究結果を国際学会などで発表し、最終的に上級医と一緒に国際ジャーナルに論文として残すことを目標とすることで、やりがいを感じ、次の研究、海外留学へといった形でキャリアアップへ繋げることが出来ればと考えております。

またそれ以外にも当院が主導施設としての多施設共同研究も進めており多岐に渡った研究を経験できる環境にあります。

現在の主な研究計画
①心臓・血管イメージング(CT、MRI、OCT、OFDI、IVUS、血管内視鏡等)に関する研究
②冠動脈狭窄に対するFFR-CTやQFRなどの新規の虚血評価法を用いた研究
③マルチモダリティを用いた大動脈弁狭窄症の機能的冠動脈血流評価に関する研究
④大動脈弁に留置した人工弁における血栓弁の頻度と長期耐久性に関する検討
⑤大規模多施設前向き観察研究への参加 (OCEAN registry): TAVI, MitraClip, LAAC
⑥心房細動と慢性腎臓病の関連についての研究
⑦CTを使用した左心耳血栓の同定についての研究
⑧肺高血圧症の早期診断に関する検討
⑨運動負荷心エコーによる弁膜症評価についての検討
⑩負荷心エコーによる心不全の早期診断ついての検討
⑪経食道心エコーによる連合弁膜症評価ついての検討
「臨床家 or 研究者?」とキャリアを分けるのではなく、両側面を持った医師の育成をモットーにしております。

教育

私たちの教室では循環器内科領域で活躍するエキスパートを揃え、若い先生方が明確な目的を持って研修できるよう、しっかりサポートします。全体的な研修プログラムのフローチャートは以下の図に示します。

卒後1~2年の初期研修

希望選択制で1-3ヶ月をひとつの単位としてローテーションし、ジェネラリストとして身に付ける必要がある心電図の読み方や心エコーの基礎などをまずは優先して教育を行っております。病棟では主治医グループの一員として病歴聴取、診断、治療方針決定までの一連の流れを学び、回診などの場で症例を簡潔にプレゼンテーション出来る能力の習得を目標としております。また循環器救急患者の初期対応を上級医と一緒に行い、動脈血液ガス採血や静脈確保、心肺蘇生法、電気的除細動といった基本的手技も習得出来るように取り組んでおります。

卒後3~5年目の後期研修(内科専攻医プログラム)

2年間で循環器内科と他科のローテーションを行い、半年~1年は関連病院での研修を基本とし、総合内科専門医取得に必要な症例と知識の習得を第一に行います。後期研修ではさらに高度な知識と技能を得るため、心エコー、心カテ、不整脈研修プログラムに参加して、循環器疾患の管理を幅広く体験し、各個人の希望や適正に応じた専門性を高めるための基礎を作ります。また上級医と一緒に各種dutyや当直業務にも参加してもらい、重要な役割をもつスタッフとして大いに活躍してもらいます。また経験した症例を積極的に学会、研究会などで発表して貰うことで、スライド作成方法、プレゼンテーション能力を高めてもらいます。

卒後6年目以降

大学院コースまたは助教コースを選択します。

大学院コース

大学院は4年間の研究を基本とし、自分の興味を持った分野の研究を上級医の指導のもとで行い、研究プロトコールの作成、倫理委員会への書類の作成、統計解析なども含めて論文投稿までの全ての過程を学んでもらいます。最終的に結果を国際学会での発表や国際ジャーナルに論文として投稿し、医学博士(過程博士)を取得します。

助教コース

助教コースでは、より実践的な診療に専念します。インターベンションを中心とした冠動脈疾患、構造的心疾患や不整脈治療、心エコーや心臓MRIなど非侵襲的な画像診断など、沢山の選択肢が広がっています。症例が蓄積され、質の高い論文が発表できれば医学博士(論文博士)も取得可能です。

また循環器専門医を含めた各サブスペシャリティー領域の専門医などが取得できるよう援助し、希望者には院外研修(海外・国内留学など)なども積極的に推奨しております。

入局希望の方へ

循環器内科は緊急業務、オンコール業務などで忙しくて仕事とプライベートの両立が難しいのではと思われている方も多いのではないか思いますが、当講座では医師の働き方改革、医師の子育て支援とキャリア支援に対しての取り組みは今後特に重要であると考えており、これまでの1チーム3人制から7名でのチーム制へと変更することで、コロナ禍などでの急な欠員にも柔軟に対応でき、また有給休暇、育児休業なども取得しやすい職場環境となるように取り組みを行っております。

また、今後の女性医師の業務支援の一環として「時短勤務」など循環器内科女性医師のために特別勤務体系を適用することも検討しております。仕事、プライベートのことでも気軽に上級医にも質問・相談ができる非常にオープンな雰囲気の医局ですので是非気軽に一度見学に来て下さい。

近畿大学循環器内科ではあなたの力を必要としています!!是非我々と一緒に「心臓の病気なら近大で」と言ってもらえる最強のハートチームを作りましょう!!

病棟見学の申し込み、入局や研修の詳細に関するお問い合わせは、電話、メールにて遠慮なくご連絡下さい。

担当:上野雅史(医局長)
電話での連絡先: 072-366-0221(代表)から ”循環器内科医局”とお伝え下さい。
メールでの連絡先:mueno@med.kindai.ac.jp

若手医局員からのメッセージ

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